日 時:平成27年7月4日(土)・5日(日)
場 所:兵庫県三木市 三木ホースランドパーク
出場23人馬により全日本学生総合出場権利獲得に向け競技が行われました。我が馬術部からは、美谷脇選手(4回生)龍咲号・山下選手(3回生)龍輝号の2名が個人エントリー致しました。
1日目は、午前に調教審査(馬場)と午後より余力審査(障害)が行われました。
【調教審査】速足課目において美谷脇選手・龍咲号はハミ受けが定まらず苦労している様子がみられました。山下選手・龍輝号は安定した演技で駈歩課目へと移行しましたが歩様が乱れる等ミスが目立ち、両人馬共に馬場課目における得点が今一つ伸びずに調教審査を終えることになりました。
【余力審査】調教審査の結果を挽回するべく、障害では落下をしないよう最大限の注意を払っての走行をしましたが、美谷脇選手・龍咲号は2落下減点8、山下選手・龍輝号は残念ながら最終障害を落とし減点4という結果で1日目を終了致しました。
2日目、【耐久審査】(クロスカントリー)が行われました。
前日夜からの雨でコース状態が心配なために、全競技を1時間遅らせての開始となりました。この日の為に昨年度より三木ホースランドでの総合講習など積極的に参加し、人馬共にコース馴致を行って来ました。コース全長2,560m、速度470m/min、規程タイム 5分27秒 、20障害、2人馬共に最善のコンディションでコースに向かいました。
美谷脇選手・龍咲号はグラスアリーナを順調に進み森林コースへと進みましたが、不運にも第14障害で馬が飛越中に脚を引っ掛け転倒し残念ながら失権、幸いにも人馬共に大事に至らず安堵致しました。山下選手・龍輝号は安定した走行と飛越を行い5分02秒で無事減点0で完走致しました。トータル減点67.8で個人3位に入賞し全日本権利獲得することが出来ました。
関西学生複合馬術大会
複合馬術競技(馬場・障害)、馬場馬術競技A・B、障害馬術競技A・Bの競技種目により個人、団体戦で同日開催されました。
【複合馬術競技】(13人馬出場)
丹羽選手(2回生)・龍珠号、菱田選手(2回生)・龍綾号、岡林選手(1回生)・アラモアナ号の3人馬が、来年度の総合出場を見据えてエントリーを致しました。初日の馬場馬術競技では菱田選手・龍綾号が順調に演技をして1位、続いて丹羽選手・龍珠号が2位で上位を独占明日の障害に繋げました。岡林選手・アラモアナ号については初めての経験でもあり、次に向かってのステップアップのために、また団体戦の準メンバーとして試合経験を積む目的で出場致しました。
2日目の障害飛越では丹羽選手・龍珠号が安定した走行で減点0、菱田選手・龍綾号は前回の障害競技会における課題がまだあり、減点15 、岡林選手・アラモアナ号は落下が多く減点24という結果となりました。
2日間馬場・障害の減点トータル成績の結果、丹羽選手・龍珠号が優勝、残念ながら菱田選手・龍綾号は障害減点が響き5位入賞、岡林選手・アラモアナ号は7位となりました。
【馬場馬術競技A】(13人馬出場)
馬場馬術競技Aは、L1課目で行われました。森選手(3回生)・龍玖号が出場し、正確な演技で強豪人馬を抑えて優勝を致しました。次の学生賞典馬場馬術に向け、安心する事なくさらなる技術アップと龍玖号のインパルジョンを求められるよう練習に励んでもらいたいと思います。
【馬場馬術競技B】(15人馬出場)
馬場馬術競技Bは、A2課目で行われました。蒔田選手(1回生)・龍玖号が出場致しました。同課目では2回目の競技会出場です。前回の課題を何とかクリアーし見事優勝を獲得致し、団体得点に大きく貢献致しました。
【障害馬術競技A】(10人馬出場)
澤島選手(4回生)・アラモアナ号と森選手(3回生)・翔如号が出場しH100 ,W120で行われました。澤島選手・アラモアナ号は減点8で4位入賞、森選手・翔如号は減点0で走行いたしましたがタイム差で惜しくも準優勝となりました。
【障害馬術競技B】(21人馬出場)
蒔田選手(1回生)・翔如号、加納選手(1回生)・アラモアナ号の1回生メンバー出場です。競技内容は、H80,W100で行われました。タイム争いとなり蒔田選手・アラモアナ号が減点0タイム47.90で途中まで首位をキープしていましたが関西学院大学の選手に抜かれるも、次走者加納選手・アラモアナ号が果敢にショートカットに挑戦し39.22秒を叩き出し、優勝を勝ち取りました。蒔田選手・翔如号は3位入賞を致しました。
複合大会では出場全選手が入賞を果たし2年振りの団体総合優勝を獲得致しました。
次の大会は7月18日・19日・20日と開催される夏学です。全日本学生障害、馬場、選手権・女子選手権に向け、この勢いを持続して個人・団体出場権利を獲得するべく残された日々の練習にしっかりと取り組みたいと思います。どうぞ皆様の熱いご声援ご支援宜しくお願い申し上げます。最後になりましたが総合クロカンでフェンスジャッジを務めて頂きました北村、藤室OB、撮影のために来て頂きました広瀬OBに感謝々、いつも遠路競技会前日より人馬の調整と指導に来て頂きます篠宮招聘コーチに心より御礼を申し上げ報告とさせて頂きます。
馬術部監督 吉田 和正