本年度より全ての大会構成が大きく見直されることになりました。競技種目で男女別の出場競技が無くなり一本化されることになりました。それに伴い表彰個人・団体ポイントの見直しが行われました。
また、競技会ごとに出場人馬の制限を設けるなど細かな変更が行われました。本大会では例年3日間の開催日程を2日間に短縮し競技内容は例年通りで10競技を行うという大変タイトな競技会となり、タイムスケジュールの都合で障害飛越競技と馬場馬術競技が同時進行という状況もあり、事前に部員達との細かいミーティングを図り調整をいたしました。特に今年は上級生が少ないため障害飛越競技での経路の下見や 新人戦での馬の下乗りなど不安材料もありましたが、部員が一致協力し乗り切ることができ結果、前年度を上回る成績を上げることが出来ました。
全関西学生馬術大会1日目
○Lクラス障害飛越競技A(団体戦)【52人馬・14チーム出場】
我が部からは5人馬がチームを組み出場いたしました。試合経験の少ない2回生・3回生が主力選手となるため人馬共に無理のない走行を心掛けることにいたしました。技術的には今後の練習課題として取り組むことになりますが大変良い経験になったと思います。
走行の結果3人馬の総減点が8となり団体5位入賞となりました。
○Mクラス障害飛越競技D 【20人馬出場】
高島・宇賀神選手の2名が出場いたしました。高島選手は翔如号に乗り替わりまだ半年に満たないため、少しレベルを下げた種目でのトライといたしました。
人馬の折り合いがつくまでにはもう少し時間が必要と思われますが、全体の走行については徐々にペースが掴めてきていると考えています。
宇賀神選手は龍珠号・龍冥号の2頭乗りで出場いたしました。
龍冥号は全日本学生障害飛越競技の経験もありますが年齢も若く走行に安定を欠くため 馬の試合経験を多く積ませる目的で出場いたしました。
龍珠号は能力的にも高くこれからを期待される新馬です。試合経験はまだまだですが 宇賀神選手の巧みな技術力により減点0で走行いたしました。3人馬がジャンプオフ (JO)に残り、見事JOにおいても減点0で優勝をいたしました。
○Mクラス飛越競技C【15人馬出場】
M-Dクラスより1ランク上の競技種目で宇賀神選手・龍冥号が出場いたしました。
高島選手・翔如号は前走行の結果を鑑み無理をせず棄権をいたしました。
龍冥号は惜しくも障害1落下となりましたが全体としての調整は順調に進んでいる状況と考えており来年度には十分に主力戦力馬となる状況です。
○複合馬術競技(障害飛越)【22人馬出場】
高島選手・龍輝号、宇賀神選手・龍綾号、龍珠号が出場いたしました。
龍珠号については調教過程の馴致経験として出場いたしました。
龍輝号・龍綾号は総合馬として経験も十分に積んでいる馬匹であり、大変安定した馬場・障害ともに大変能力のある主戦馬です。
今大会の複合障害飛越では上位15頭のみが2日目の馬場馬術競技に出場できるという 制限があるため入賞のためには上位にいることが必須条件となります。
2人馬ともに1日目を4位、5位と好位置につけ2日目の馬場馬術競技へ駒を進めました。
新人馬術大会2日目
○新人障害飛越競技【38人馬・11大学出場】
前日の結果を挽回するべく減点0でジャンプオフ(JO)出場を目標に全員が頑張り、日高・山下選手が減点0、森選手は惜しくも減点4、トータル減点4となりました。
11大学の内、団体を組むことが出来たのが立命館大学と大阪市立大学の2校という波乱含みの競技となり結果、障害飛越競技においては前年度団体では3位でしたが団体優勝、また馬場・障害トータルにおいて団体総合成績で優勝をいたしました。
今年度最初のメイン大会において4回生の主力選手が卒業し苦戦を覚悟しておりましたが、全関西学生馬術大会においては前年度団体3位から準優勝を獲得することが出来、また、新人馬術大会においても馬場馬術競技において4連覇は逃しましたが障害飛越競技では 他大学を圧倒的な差で寄せ付けず 団体優勝を獲得できたことは部員皆が一丸となり、ぞれぞれの役割を果たしてくれた結果と考えております。これから6月・7月と競技会が続き課題も多く残されていますがひとつひとつ取り組んで参りますので今後とも宜しく ご支援並びにご声援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが連休前のご多忙な折、遠路競技会場へ多くの方々が駆け付けて頂き本当に有難うございました。今大会の結果は偏に皆様方の温かいご支援・ご協力のお蔭と重ねて御礼申し上げます。OB・OG・関係者の皆々様のご期待に応えるべく部員一同、頑張っておりますので今後ともさらなるご協力を賜りますようお願い申し上げ報告とさせて頂きます。有難う御座いました。
以上
馬術部監督 吉田 和正