平成25年度
第85回全日本学生馬術選手権大会
第49回全日本学生馬術女子選手権大会
平成25年12月14日(土)・15日(日)の両日全国各地区より予選を勝ち抜いた精鋭64名の選手が、東京馬事公苑において日頃から積み重ねてきた練習の成果を競いました。
我が馬術部からは選手権大会に宇賀神選手、湯澤選手、女子選手権大会に高島選手、シード選手の宇賀神選手が望みました。この大会では、選手権に日本大学・柿澤選手、立命館大学・宇賀神選手の女子2名が女子選手権の両大会に出場するという大会始まって以来のことになりました。
両大会が並行して行われるため、抽選の結果次第では出場時間がバッティングする可能性があることなどから、今までは女子は女子選手権にエントリーすることが通例とされており、選手権・女子選手権どちらか一方を選んで出場することになっていました。しかしながら、今回は2選手共に両選手権の出場権を獲得していることから敢えて前例にとらわれず両大会に出場することを選び、大会本部も了承のもと競技会が行われました。大会本部においても全出場選手に対して不公平のない対応のもと運営を図って頂き、抽選会において幸運にも二人共に出番がバッティングすることなく競技を進めることができました。
第1日目
初日は馬場馬術で1回戦・2回戦(4名戦)がおこなわれました。湯澤選手は一回戦で籤運悪く、強豪選手と当り良く健闘致しましたが3位で上位2名が勝ち残りとなるため、敗退いたしました。
大学から馬術を始めての選手権出場は本当に難しく、全日本学生出場の経験は来年度に活かせることと確信しております。高島選手は女子選手権に出場し、2回戦まで順当に勝ち進みましたが残念ながら僅かな差でベスト8に残れず9位となりました。馬場馬術では審査員に対し、演技において如何にアピールするかが重要なポイントとなります。特に勝ち進んで力量の似通った選手と競い合う場合、何鞍目に乗るかということが大きく左右され、勝負の勘所が判らないと勝ち残れないのが現状です。
高島選手にとっても今回の大会は、今後の大きな競技会において結果を残すための良い刺激になったことと思います。これからの取り組みに大いに期待したいところです。
第2日目
二日目は準決勝・決勝が行われました。宇賀神選手のみが勝ち進み、日本大学・柿澤選手と共に善戦し、女子選手権では決勝障害で選手権と経路を間違えるというミスがありましたが、選手権・準優勝、女子選手権4位という成績を残しました。両選手共に実力が男子選手を上回り、馬場・障害において高い技術力を発揮し表彰台を飾ることができました。今年度の大会はすべて終了致しました。
多くのOB・OG並びに関係者の皆様には、馬術部に対し熱いご支援ご協力を賜りましたこと改めまして心より厚くお礼申し上げます。今年度も残すところ僅かとなりましたが来年度も変わらぬご厚誼賜りますことをお願い申し上げ本年度最後の報告とさせて頂きます。有り難う御座いました。
以上
馬術部監督 吉田 和正