平成24年度
第84回 全日本学生馬術選手権大会・第48回全日本学生馬術女子選手権大会
萩原 理裕 第8位入賞
宇賀神 沙夜 準優勝
光橋 栄佳 第6位入賞
全国の予選を勝ち抜いた32名・26校(女子・23校)選手による選手権、女子選手権大会がJRA馬事公苑において開催されました。4回生にとっては最後の個人戦公式試合となり、貸与馬による熱戦が2日間において繰りひろげられました。
我が立命館からは、選手権に下谷田駿(4回生)、萩原理裕(4回生)、女子選手権に光橋栄佳(4回生)、宇賀神沙夜(3回生)の4名が出場いたしました。
第1日目は馬場馬術による予選、1回戦・2回戦が行われます。 各8ブロックに分かれ、4名戦で得点上位2名が勝ち抜きとなります。
萩原選手・光橋選手・宇賀神選手が各ブロック1位の成績で1回戦を通過、下谷田選手は2位で通過、2回戦では光橋・宇賀神選手が上手く乗りこなし共にトップで通過、萩原選手2位通過、下谷田選手はくじ運悪く強豪ブロックに当たり3位となりここで脱落。
第2日目は1日目を勝ち抜いたベスト8名により準決勝が行われました。
準決勝からは馬場馬術・障害飛越の2競技での戦いとなり、馬場馬術の得点から障害減点を引いた総合得点で争うことになります。萩原選手は馬場馬術でブロック4位となり、障害飛越で挽回をはかるべく臨みましたが残念ながら失権となりここで敗退し、結果8位。光橋・宇賀神選手はくじ運悪く、同ブロックでの対戦結果となりました。
宇賀神選手は馬場馬術・障害飛越でブロック1位通過、光橋選手は馬場馬術3位、障害飛越で挽回を狙いましたがブロック3位となり結果6位入賞となりました。
決勝では各競技2頭乗りとなり、障害飛越競技が最初に行われ馬場馬術競技で最終決着となります。宇賀神選手障害飛越では1頭目2落下減点10、2頭目減点0で走行し障害減点合計10で2位につけ十分に優勝を狙える位置を確保、あとは馬場馬術競技での出来次第となります。馬場1頭目で得点率2位、2頭目は出番が4鞍目となり、馬が相当に疲れている様子でしたが何とか乗りこなし馬場最終得点率2位となり総得点結果、準優勝となりました。宇賀神選手は前年度が6位入賞でしたが、今年は前年の経験を活かし準優勝という創部以来初の結果を残してくれました。また、同時に表彰台に我が馬術部の3選手が立つという結果を残してくれたことは、本当に素晴らしいことであり改めて選手達に拍手を送りたいと思います。宇賀神選手は来年度のシード選手となます。
最後に、選手権における競技は自馬ではなく貸与馬での戦いであり、特に予選での馬場馬術競技を如何に勝ち抜くかが大変重要となります。関西はどちらかというと障害が得意という選手が多く、馬場馬術は苦手ということですが、やはり基本は馬場馬術ということになります。そのような観点からも我が馬術部では、部員達に馬場馬術の基本をしっかりとマスターさすことを主眼に置き、これからも日々の練習を致したいと考えます。
最後になりましたが寒い中、応援に来て頂きました関係各位の皆様に心より厚く御礼を申し上げ、本年度最後のご報告とさせて頂きます。
以 上
馬術部監督 吉田和正